2006/03/26

Impression

図書館で借りた濱谷浩写真集
20数年前
私はこの「地の貌 生の貌」の写真展で ものすごい感動を得たのだ



ページをめくると
覚えていた写真があった

雷が落ちるアマゾンのジャングル
雪をかぶった針葉樹林が並ぶカナダの湖
1940年代の中国の駅舎で列車を待つ季節労働者のおじいさん
他にも 目に思い出に焼き付いていた 写真があった

圧倒的なスケールを見せつける自然の景観には
本当に素直に声も出ない感動を受けた
けれど やはり心に染みたのは
さっきのおじいさん  
70歳代に見える 粗末な衣服の老人
私が写真で見た時でさえ もう1980年代だから
「きっと このヒトは もう居ない・・ 」
そう思うと なんとも切ない感じが胸にせまった 
思い出がある

私が好きなのは 人間が写っている写真なんだ

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