2006/10/22

Journal du voyage 3-2

フランス ノルマンディー地方は高い山が無い
モンと言うのは小高い丘の意味らしく
遠目にいきなり その姿が見えた



その姿は明るい夜の月のように 
いつまでも見え隠れしながら 窓に写る

一本道の途中ポイントでバスを止め
そのバスに守られるように5分程度のカメラタイム



干潟の向こうには 名物の「プレサレ羊」の群れ



バスを降りて駐車場から見上げる修道院
建物左側にあるはしごのようなモノがすごく気になった



制服姿の若者が大勢並んでいた ガイドさんが質問すると
どうやらフランス海軍の士官候補生たちの観光らしい



なぜ軍人さんが?と思ったら
この修道院の象徴である大天使ミカエルは天使の軍団長であり
兵器や秤を手に持つその姿は軍事に携わる職業の象徴でもあるようだった

島の下側に集まる土産物通りの入り口



有名なオムレツの元祖のお店



ふわふわの有名なオムレツ 味見したかったが 時間が無くて残念

ヒトがすれ違うのがやっとの路地
けっこうな坂なのにたくさんのお土産屋さんが並ぶ




やっとここまで上がってきて もうすぐ修道院の入り口だ



単なる観光地では無く ちゃんとした修道院でもあるので
運がよければ 尼さんの姿も見られる



島の様子はこんな感じ 



中から見る塔はまだまだ高く 美しい




下を望むと駐車場や渡って来た道路が見える
今日は観光客も少なく車やバスの数も少ないらしいが
環境保護のため2010年にはこの駐車場も道路を撤去するらしい



荘厳で清々しい趣きの礼拝堂



そこかしこにミカエルの象がある






最上階にある庭園
優しい 和やかな空間だった



遠くまで見渡せるアーチ
しっかり強化ガラスがはまっていました



修道僧たちの食堂



一番近い場所で撮った塔
てっぺんの金ピカのミカエルが分るだろうか?



モンサンミッシェル修道院が作られるきっかけとなったお話のレリーフ



10世紀ころ 大天使ミカエルが聖オベールの夢枕にたったのだが
彼が二度無視したのに怒ったミカエルは
三度目にはオベールのおでこをぐりぐりしたらしい
さすがにまいったオベールがお告げ通りに
この地にミカエルを奉る協会を作ったのだとか
まるで子供のおしおきみたいだ
額に穴の開いた聖オベールの骸骨があるらしいのだけれど

駐車場から見えていた高い場所にあるはしごのようなモノがこれだった



私が一番おもしろく思ったのがこの 
下から荷物を運び込むしかけ木製の大車輪



この中に 囚人を入れて ハムスターのように車輪をくるくる回させて
荷物を運び上げていたらしい   気の毒なのだが 笑えた

2時間程度 観光して ホテルに向かい



皆が気になっていた ディープインパクトの出るレースをテレビで観た



けっこうドキドキして応援してしまった
映像にも何度も写っていた武豊さん  
アナウンサーは「ユタキャ タケ」と呼んでいた
食事前にホテルの向かいのスーパーでお買い物をした



たくさん並ぶ日用品がおもしろかった
ここ数日のお天気と暑さにお友達と二人
半袖のTシャツを買ったりした

夕食時少しずつ馴染んで来たツアー客同士のおしゃべりが楽しい
レースの話やら お互いの様子をおしゃべり
前菜はまた どんと山盛りのサラダ
ニンジンやトマト・ビーツなんかは分るのだが 
変わった食感の白い千切りの正体が分らず皆でいろいろ推量する
結果日本には無い カブとセロリの中間のような野菜だと聞く



そしておまちかねのモンサンミッシュエル名物の「プレサレ羊のロースト」



まあ 羊は羊と言うことで・・・
この時 皆で夜のモンサンミッシェルの写真を撮ろうと言う話になり
9時頃 徒歩で行けるところまで行ってなんとか写真を撮ったのだが・・



なんせ途中の道は真っ暗で 町外れから現地までは5〜6キロあるようで
欲しい絵が撮れる所までは行きつけなかった



明日の朝はわりとゆっくりの出発だと聞いていたので
同じツアー客のご夫婦と夜明けのモンサンミッシェルを撮りに行く約束をする
夜明けと言っても明るくなるのは8時前なんだが

また見つけた私のお楽しみ
可愛いポスト



そして 観光客が連れていたわんこ




夜 部屋ではお友達と 
そろそろ重くなって来たスーツケースの整理に悩む
まだまだ 旅は続く

0 件のコメント:

コメントを投稿