大昔からのミントマニア
ガムなんかより こっちの方が好き
ヒトから FRISK貰って歩くヒトを
「GypsyFrisk」と呼ぶらしい
昔 営業の若手の男の子とバイヤーに新製品の
プレゼンするために一緒に出かけた事があった
待合室で緊張する 彼は180センチに100キロ近い体格の
大学ではランニングバックで活躍した
心優しい ジェントルジャイアントだった
その彼が ジャケットの内ポケットから容器を取り出し
口にぽいと入れ 私に向かって「要ります?」と聞いた
ミント好きの私は「はい」と手のひらを差し出した
期待した手の上に 「とん」と容器をたたいて
白いFriskを1粒だけ落とし そのまま待ち続ける私を尻目に
彼は容器を内ポケットへとしまった
手のひらを差し出したままの私に 彼は心底驚いたようで
「ええっ?!」と大きな声でびっくりした顔をしていた
「1個だけしか食べへんの?」
「そんな何個も食べるんすか?」
こんなデカイ身体なのに 小さな小さな1粒で目一杯な彼の様子に
めちゃくちゃおかしかった
Friskを口に運ぶたびに思い出す
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